THINK H.L.N.A

2017/6/09(Fri) 20:04

ミュージックとビーチカルチャーのクロスオーバー

THINK H.L.N.A #11
宇山寛人/瀬川達也インタビュー

ミュージックとビーチカルチャーのクロスオーバー
Photo: Pero

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去る5月31日にMagic Numberのサポートアーティスト(Music Gremlin)、UYAMA HIROTOによる楽曲"Magic Number Feat. Marter"がリリースとなった。ブランドの名を冠したその曲のアートワークは数多くの著名人のアルバムジャケット などを手掛けるFUJITA JIRO氏によるもの。同アートワークはMagic Numberのハイサマーコレクションにも落とし込まれ話題になっている。また今回の7インチレコードには同じMusic GremlinのSEGAWA TASTUYAと共作の楽曲、b/w behind the peakも収録。今回はブランドが掲げるTWO ALTERNATIVE LIFESTYLESを体現するミュージシャンのふたりに新作について、そして彼らのバックグラウンドについての話を聞いた。

H.L.N.A:おふたりは最初どうやって出会ったのですか?
UYAMA HIROTO(以下、U):もう10年何前だっけ?
SEGAWA TASTUYA(以下、S):はい、最初は宇山さんがデモをnujabes(※1995年〜2010年にかけて東京・渋谷を拠点に幅広い音楽活動を展開していたミュージシャン。2010年に交通事故により若干36歳で逝去)に送ったことがきっかけです。それをnujabes がすごく気に入って、宇山さんの作ったビート、"Letter From Yokosuka"という曲がアルバムに入り、結果として爆発的に売れたんです。みんなそんな(かっこいい)曲聞いたことない!みたいな。
U:そう、ツアーの横浜で瀬川と会ったんだよね。すげースクラッチをやってる奴がいて、ノリがいいから俺が話しかけて...。「お、いいスクラッチすんじゃん」って(笑)。
S:そう、その頃からノリは変わらないんで(笑)。俺もなんだこの人は、って思ったら、そのあとライブでいきなりサックス吹きだしてチョー格好良くて。ヨイショとかじゃなくて、サーファーとかもそうじゃないですか。知らなくてもスゲーライディング見て、「あいつヤベー、誰だ」ってなるし。それがDJとかだと選曲もそうだし、ビートも作ってる。そこで「あー、すげーな」っていう風に感じて、それからずっとつかしてもらってます。


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H.L.N.A:瀬川さんはその当時は何をされてたんですか? 
S:僕はその時はメジャーレーベルでバックDJをやってました。まだ宇山さんと出会う前です。クラブのDJのイベントに先輩の鞄持ちで行ってるときに、回している人がnujabesでした。最初はそんな有名な人でも知らないわけじゃないですか。だからこのノリで、「うゎあ、今日もいい感じですね(笑)」なんっつて仲よくさせてもらっていてました。1、2ヶ月後にDJ中にレコード流してて、「うわあ、これ格好いいですね。誰ですか、これ?」、「俺だよ」というやりとりがありました(笑)。そこではじめてnujabesを知りました。最初の入り口が友達感覚だったんで、年上の人でしたけどかわいがってもらいましたね。そこからツアーにも全部連れて行ってもらったりしました。modal soulのアルバムの時です。その時のことが自分の音楽に大きく影響してますね。ふたりの背中を見させてもらいました!
H.L.N.A:そこから今に至るわけですね。
U: はい、2010年にnujabesが亡くなってしまったあと、一緒にツアーを回っていた瀬川、小泉とroph recordingsを立ち上げました。rophのrにはリユニオンという意味合いが含まれています。
S:そのタイミングで宇山さんがアルバムを出したんです。そして中村竜君と一緒にインドネシアのパチタンにサーフトリップに行ったときに、彼がそのアルバムを聴いてたんですよ。俺が紹介したわけじゃなかったんですけど、なんかそれってひとつの縁じゃないですか。自分が一緒にやっている人とつながっているって。そこからマジックナンバーを通じて何かできないかな、といろいろ模索してました。僕らの見たいビジョンというのは、宇山さんが作るビートと、マジックナンバーが持つサーフィンの世界観が合わさったものだったんです。

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H.L.N.A:5月31日に発売となった楽曲"Magic Number Feat. Marter"、そしてそのアルバムワークが落とし込まれたマジックナンバーのハイサマー・コレクション、それらが今回はじめて形になったものなんですね。
S:はい、そうです。以前にもマジックナンバーのショートムービーで自分が曲を提供させていたものもありますが、レーベルとしてはこれがはじめての作品です。アートワークを手がけてもらった藤田さんのデザインを含め、一緒に作り上げました。
U:マジックナンバーって曲も何で作ったか、っていうとマジックナンバーという言葉はいろんな例えができるタイトルだ思ったんです。曲もナンバーって言うじゃないですか。マジックがかかっているっていうか。なんだろう、魔法がかかってる曲って何回も聞いちゃうじゃないですか? マジックアワーっていうものあるし、この辺り(湘南)をバイクで走っていると気持ちがいいんですよ。
S:宇山さんが住む横須賀から、鎌倉、そして自分の藤沢とR134がみんなを繋げてくれたというのがありますね。マジックナンバーって曲も、僕が宇山さんの家でビートを作っているときに骨組み的なものが出来あがりました。以前、マジックナンバーのイベントを福岡のロンハーマンでやらしてもらったときに流したら、竜君もすごく気に入ってくれたんですよ。
U:実際、福岡でやって「ああ、この感じだな、これマジックナンバーだな」って思ったんです。
H.L.N.A:そしてレコードの2曲目は瀬川さんのトラックなんですね?
S:夕陽のイメージのあるマジックナンバーの曲とは対比的なビートのきいたものになっています。自分も波乗りをやってるんで、タイトルもビハインド・ザ・ピークと、シリアスな台風とかのでっかいうねりの日のイメージです。マジックナンバーの服と同じようにクリーンで綺麗な部分もあれば、力強い部分もあるという両面をイメージしています。

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U:マジックナンバーのブランドコンセプト、TWO ALTERNATIVE LIFESTYLESのタウンサイドとネイチャーサイドというのも僕なんかにはドンピシャなんです。都会でも田舎でも、どちらの景色にも合う音楽を作って行きたいです。
H.L.N.A:次の展開は?
S:7月1日(土)にリリースパーティーをMartelと3人で鎌倉のOcean Harvest COCOMOでやります。
H.L.N.A:これからも楽しみですね。今日はありがとうございました。
U&S:ありがとうございました!

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Hiroto Uyama●ジャズギタリストでもあった叔父の影響で、幼少の頃から音楽に慣れ親しむ。"Letter From Yokosuka"をきっかけに多くのnujabes作品に携わり、サックス、キーボードを担当し数々のライブを共にして来た。2008年には自身のファーストアルバムとなる「 A Son Of The Sun」をリリース。2010年のnujabesの他界後、「Luv(sic)シリーズ」や「spiritual state」等の制作に携わり、アーティストとしても参加。その後2013年に純度の高い音楽をさらに目指す為に共にライブ活動等を行なって来たTatsuya Segawaとhydeout productionsでマネージメントを行なって来たTakumi Koizumiと共にroph recordingsを立ち上げる。roph recordingsのレーベル第一弾のアルバムとして2014年に6年ぶりとなる自身2枚目のアルバム「freedom of the son」をリリース。2016年には新たな挑戦として、自身の音楽観を追求し今までのすタイトルは全く異なるアルバム「freeform jazz」を発表。2017年6月にはMarterを迎えた新曲「magicnumber」(7")をリリースし、次のアルバムに向けて絶賛製作中である。

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Tatsuya Segawa●湘南の海とサーフィン、音楽への並々ならぬ愛情を注ぎ続けるSegawa Tatsuya AKA Deep Tuber。 生前nujabesのツアー・ライブDJを勤め、音楽以外にもサーフィン等の時間を共有する等公私ともに気心の知れた間柄であった。 2013年には同じくnujabesのツアーメンバーであり、盟友でもあるUyama Hiroto、Koizumi Takumiと共にroph recordingsを立ち上げ、2014年には自身初となる楽曲「HugeWave」と「Silent Of SEMINYAK」を同レーベルよりリリース。DJ、ビートメイク以外にも自身の世界観を広げる為にトランペットをシングルで披露し、2015年にはフランスのビートメイカー"Lex (de Kalhex)"の楽曲でも同じくトランペットで参加するなど可能性の幅を広げ続けている。 その他にもUyama HirotoのライブサポートとしてDJ・トランペットを担当し、横浜で開催されている老舗レギュラーパーティー"Clean Up"でのレギュラーDJをはじめDJとしても様々なイベントでも活動を行なっている。湘南の波によって育まれた独特の感性を活かし、現在アルバムを制作中。

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"Magic Number Feat. Marter"
MAGIC NUMBER前作のアルバムでは和製現代JAZZを追求し、新たなステージへと向かったUYAMA HIROTOの最新シングル。夕焼けに染まる赤い空から陽が沈み陰がなくなり、薄暗くも幻想的な色合いに世界が包まれていく時間、マジックアワーのようにメローで幻想的なメロディーを奏でる今作。コーラスにはJAZZY SPORTSに所属するMarterが参加。鎌倉・由比ヶ浜の夕暮れのイメージからインスパイアされて制作された楽曲で、アーバンメローな大人の雰囲気漂う楽曲に仕上がっている。
Artwork by FJD DESIGN
品番:ROR005
発売元:roph recordings(http://roph.net/)

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REJOICE Seaside Edition / Music Cruise
~magicnumber & This Journey release Live~
Live : Uyama Hiroto
Marter (Nino jun (gt) / Shinjyu Kobayashi (ba))
DJ : 橋本徹、NAIZ (MAGICNUMBER)、FK、Segawa Tatsuya、Dacha (Zukijima)、Koizumi Takumi
ART :FJD
2017.07.01 (土) 16:00~23:00
Door 2,500yen
at Ocean Harvest COCOMO 神奈川県鎌倉市長谷2-8-8

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Posted by:H.L.N.A staff