THINK H.L.N.A

2017/10/10(Tue) 09:26

安室 丈インタビュー

H.L.N.Aがサポートする次世代サーファー、安室丈。約3年前に契約したときはまだ中学生のアマチュア・サーファーだったが、類い希なる才能は地元徳島のリバーマウスやハワイのノースショアで垣間見ることができた。若干14歳にてプロに転向し、世界の大会にも参戦。2017年はアメリカ・ヴァージニアで行われたQS1000ロンジョンPRO3位、フロリダのQS1000ヴァンズJR PROでは準優勝、9月に行われたWSL JQSで優勝。そして今回2020年東京オリンピックの実質的前哨戦ともいえるISA世界ジュニアサーフィン選手権ではU16クラスで優勝、日本人として初の金メダルを獲得した。大会、フリーサーフィンといまノリに乗っている16歳、安室丈に急遽インタビューを敢行した。

Photos: ISA

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H.L.N.A:ISA WORLD JR(世界ジュニア)優勝おめでとう!
安室 丈(以下、JOE):ありがとうございます。

H.L.N.A:ISA WORLD JRの日本代表になって戦ったのは今回で何回目? これまでISAには何年と何年の大会に出たのかな?
JOE:今回で3回目です。初めての代表は4年前のエクアドル。2回目は2年前のカリフォルニア・オーシャンサイドです。今年は個人戦で勝てたのでよかったです(日本人選手として初の金メダル)。優勝するのを目標にやってきましたし、アロハカップ(チーム戦)でも優勝でき、団体戦も3位(銅メダル)になりました。

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H.L.N.A:大会に出るにあたって毎回優勝するのが目標だとは思うけど、ISAはラウンド1から優勝するまでヒート数がものすごく多いよね。今回は調子はどうだった? 最後までモチベーションを高く保つのは難しいのでは?
JOE:はい、今回は8ヒートぐらい。毎回1ヒート目だと思って全力で戦っていました。今回はボードの調子が良かったので、ミスらなければ勝てると思っていました。

H.L.N.A:とはいえファイナルの一歩前、ラウンド6では3位になって最終日の敗者復活戦を戦わなければいけなくなったよね。(4人ヒートの敗者復活戦で2位以内なら、グランドファイナルに出場できる)
JOE:サーフィン自体の調子は悪くなかったのですが、(ファイナルを目前にし)集中力が切れてしまいました。アロハカップで優勝して勢いに乗れたので、その後(敗者復活戦、リパチャージファイナルとグランドファイナル)は逆に調子が良かったです。

H.L.N.A:ISAの団体戦とWSLの個人戦では同じ試合だけど、雰囲気は大きく違うよね?
JOE:はい、ISAは国別なので、みんなのポイント次第で表彰台に登れるか、どうかとなります。基本的には団体行動で、朝から夕方まで会場にずっといて、自分のヒート以外でも、チームの選手の応援をします。今回は練習も入れて2週間という長い期間だったので、上手い選手でも本番で負けてしまったりということがありました。

H.L.N.A:アロハカップでは丈の活躍がチーム優勝(金メダル獲得)に大きく貢献したよね。実際アンカーだったし、劇的な勝ち方だったからウェブニュースでも大きく取り上げられていたよ。
JOE:(団体戦で2回サーフして)1回目は少し緊張してましたが、2回目は良いのを決めないと優勝できなかったので、(ヒート)ギリギリまで粘りました。けど当日まさかアンカーを任されることになるとは思ってませんでした(笑)。

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H.L.N.A:今後の予定は?
JOE:宮崎から湘南に行ってから、その後はJPSA茨城の試合に出ます。(※後日、この大会は自身の最高位となる準優勝でフィニッシュした)プロジュニア(WSL JQS伊勢)、JPSA仙台、ハワイ・サンセットのWSL QS3000。その後はQSの中国での試合に行くかもしれません。11月終わりからはまたハワイに行く予定です。もしWJC(ワールドジュニア・チャンピオンシップ日本代表)に選ばれたら、年明けからオーストラリアです。

H.L.N.A: 昨年に引き続き、今年もオフザウォールにあるREEFのインターナショナル・ハウスに滞在だね。海外のトップライダーに混じり、日本人ひとりでの生活はどう?
JOE:英語がまだ上手く話せないので大変ですけど、家の目の前で良い波が割れるので最高です。

H.L.N.A: ハワイでの目標は?
JOE:パイプ、バックドアですごいチューブを抜けたいです。去年はあまり波が良くなかったんで。

H.L.N.A:今年は海外のQSでもWSL QSロンジョンPRO3位、WSL QSヴァンズPRO JRで準優勝。日本ではWSL QS南房総PRO JR優勝、そして今回のISA WORLD JRでの優勝だったけど、結果としては自分でどう思う? 今後の目標は?
JOE:今年はISAで優勝を目標としていて、勝てたので良かったです。次はできれば来年のWJCに出れて、セミファイナル以上の結果を出したいです。セミだとその後、QSのプライムシリーズ(6000,1000クラス)に出場することができるので。

H.L.N.A:ISAのU16クラスで優勝したことにより、その後の2020年東京オリンピックを見据えているのかな? 最終的な夢、ゴールは?
JOE:オリンピックには出れるのなら出たいです。まだどういった形で選ばれるかはわかりませんけど。将来はCT(WSLチャンピオンシップ・ツアー)入りを目指してます。選手としてのピークは23歳くらいだと思うので、それまでの歳には。

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H.L.N.A:今日はありがとう。最後にみなさんにメッセージを。
JOE:今回良い成績を残せたので、気を抜かず残り全部の試合を勝っていきたいです。頑張ります!


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安室 丈●あづちじょう。2001年2月20日生まれ。徳島県出身、在住。若干16歳にしてプロ2年目の大会で2017年ISA WORLD JR U16優勝、WSL QS南房総PRO JR優勝、また海外でも同2017年 WSL QSロンジョンPRO3位、WSL QSヴァンズPRO JRにて準優勝を果たす。コンペだけでなく、地元海部のリバーマウス、ハワイ・ノースショアでのサイズのある波でのフリーサーフィンでのチャージでも定評がある。今後は世界のQSをフォローしてランクアップを狙いながら、オリンピック、そして将来的に日本人初のCT入りを目指す。

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Posted by:H.L.N.A staff